結婚式や運動会など、ビデオカメラで撮影した映像を、簡単にパソコンで編集してDVDにすることができるようになりました。パソコンでDVDを再生するのは問題ないのに、DVDプレーヤーやPS2(プレイステーション 2/PlayStation 2)、PSXなどで、DVDが正常に再生できないことがあります。これは、正しいDVDの規格でDVDが作成されていないからです。
そこで、このページでは、自分で作ったDVD(自主制作したDVD)を友人や両親、親族などにあげる時の注意をまとめてみました。誰かにDVDをあげる時は、必ずパソコンで以下の確認をしてからにしましょう。
■厳重注意!
1.AUDIO_TSフォルダの有無
VIDEO_TSフォルダとAUDIO_TSフォルダ(空っぽでも)が必要です。家電(DVDプレーヤー)で再生できない原因のほとんどです。
2.DVDの容量が1GBより大きい
録画時間が短く、1GB以下の場合は、ダミー映像などを入れて、必ず1GB以上にしてからDVD-Rに焼いて下さい。
3.DVD-Video形式
VR形式(追記できる形式)ではなく、DVD-Video形式でDVDを制作しましょう。DVDレコーダーやDVDビデオカメラで録画すると、VR形式の場合があります。DVDプレーヤーでは見られませんので、いったんハードディスクに落とすなどして、DVD-Video形式に必ず変換して下さい。
■やや注意!
4.音声
PCMやAC3音声の256kbps〜384kbps当たりを利用しましょう。MPEG-1 Audio Layer2(mp2音声)は使わない方がいいです。
5.音声+映像の合計ビットレート
9.8Mbpsまでにしましょう。DivX再生可能プレーヤーなどでは大丈夫でしょうが、ビットレートが高すぎると、国産のDVDプレーヤーで再生できないことがあります。
6.DVDメディア
書き込みミスや時間が経つとデータが消えてしまうので、安いDVD-Rメディア(SuperX、Memorex、Smartbuy、Princoなど)を使うのはやめましょう。また、DVD-R以外のメディア(DVD-RW、DVD+R、DVD+RW、DVD-RAM)や2層メディア(DVD-RDL、DVD+RDL)も使わない方がいいです。
7.焼き方
DVD-Rメディアへの書き込み時、外周部で焼きミスが増えることが多いので、ファイルサイズ(VIDEO_TS+AUDIO_TSの合計)を4.3GBよりも小さくした方がいいです(できれば4GB程度)。また、ライティングソフトのバージョンアップや設定の変更、DVDドライブのファームウェアの更新で、DVDメディアをROM化した方がいいです。
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